お世話になっております。
はりきゅうマッサージReLifeの岩元です。
先日、NHKにて「東洋医学 ホントのチカラ」というタイトルの番組がありましたが、
ご覧になった方はいらっしゃいますか?
番組内では、漢方薬・鍼灸・太極拳などが紹介されており、
鍼灸では、パニック症(障害)や脳卒中などへの鍼灸治療が紹介されました。
その中で、パニック症には内関穴というツボが提示されていました。
このツボがなぜパニック症などの心の病気に有用なのか?について補足しようと思います。
内関穴の下には、正中神経という体の中でも比較的太い神経が通っています。
これまでに、寝たきりで意識がない方に正中神経への電気刺激を行うことで意識が回復したケースや、うつ病などへの治療などに使われることがありました。
その理由として、正中神経を刺激すると、その情報が脳へと伝わり、脳からノルアドレナリンやセロトニンという物質が放出されることが報告されています。
このノルアドレナリンやセロトニンは、心の状態に影響するため、正中神経刺激が行われることがあります。
この正中神経は通る場所により、太さや深さが変わります。
そのため、比較的刺激しやすく、ある程度の深さがある内関穴周辺が適しているのです。
ここを指で押さえるだけでもある程度の効果はありますが、
その際に、こうした脳からノルアドレナリンなどが放出されるイメージを持ってもらうと、効果が上がります。
一種のイメージトレーニングとも言えると思います。
リラックスしたいとき、不安なときに、イメージしながら内関穴を押さえてみてくださいね。
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