本日は、ご報告です。
先日、私も所属しています全日本鍼灸学会という
鍼灸学会唯一の学術団体が発刊しています雑誌に
私の書いた論文が掲載されました。
タイトルは、「脊椎の聴性打診により圧迫骨折が判断できた経験」というものです。
これは、今まで骨折はレントゲンなどで画像をとってしか判断できないと思われる方が多い中、
聴診器を使って、音を聞くことで、レントゲンと同じくらいの精度で骨折を判断できるというものです。
この方法は、
レントゲンによる放射能被ばくが最低限に抑えられること。
費用が掛からない検査法であること。
痛みを伴わないこと。
短時間で済むこと。
などのメリットがあります。
災害現場などで、病院も機能していないときなどに、聴診器さえあれば骨折が判断できるというのは、非常に心強い方法だと思います。
今回、その方法が学術的にも認められ、掲載されるにあたったのは、とてもうれしいことです。
今後もこうした活動はしていきたいと思っています。
顔の筋肉は、表情筋と呼ばれますが、手足の筋肉とは異なる点がいくつかあります。
その中でも、
1.顔の皮膚につく
2.表情筋は自力では伸ばせない
について、本日は紹介し、顔のストレッチの大切さを書いていきます。
手足の筋肉は、骨から骨につくことで、関節を動かしますが、表情筋は骨から皮膚、もしくは皮膚から皮膚につきます。そのため、顔の筋肉のコリや固まったりすると、顔の皮膚にたるみやシワとなって現れます。
また、手足の筋肉は、関節を動かすことで、筋肉を縮めるもしくは伸ばすという仕組みがありますが、
顔の筋肉には、伸ばすという働きが備わっていません。
そのため、縮んだら、縮みっぱなしになります。
ですので、ストレッチをして、縮んだ筋肉を伸ばしてあげないといけません。
そこで、ストレッチの中心となるのは、唇です。
唇の筋肉は、口輪筋と呼ばれる、口の周りをグルっと取り囲んでいます。
この口輪筋には、頬の筋肉たちや首の前の筋肉たちが連動するようになっています。
頬の筋肉が縮みっぱなしだとほうれい線や頬のたるみなどにつながり、首の前はそのままデコルテの美しさを損なうことに繋がります。
ですので、唇を引き締めてあげることで、これらの筋肉をストレッチしてあげることが大切です。
方法としては、
1.「う」の唇の形にして、出来るだけ前につきだす
2.「お」の形に唇をして、前方につきだす
3.唇を口の中におさめる
のいずれかの方法でストレッチをします。
こうしたことで、顔が徐々にスッキリしていきますが、顔のストレッチは、あくまでも最初の準備段階です。
今後もお役に立てる情報を書いていきます。
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